トップメッセージ

「日本の静脈産業プラットフォーム」として
経済・社会の二つの価値を創出しながら
成長してまいります。

代表取締役社長/執行役員/グループCOO
松岡 直人

資源を持たない日本社会が持続可能な姿になるためには、廃棄物を回収し、資源として再生・再利用する循環型社会の実現が欠かせません。そのためには、当社のような静脈産業に位置する企業が、欧州の同業のように国やエリアの産業社会のスケールに見合った技術と組織力、ネットワークと資金力をもつ“静脈産業プラットフォーム”を形成することが必要です。

こうした課題認識をもとに、当社は2015年から、2025年を視野に入れた中長期ビジョンとして「日本の静脈産業プラットフォームへ」を掲げ積極的な経営戦略を推進してきました。ちなみにプラットフォームという言葉には、地場産業である廃棄物処理・資源リサイクル業が連携し合い、より多くの、より多様な資源を利活用していこうという事業機能面と、多種多様な企業文化を有する企業同士が組織の枠を超えて新しい技術や取り組みに挑戦していこうという組織体制面の“融合の場”になりたいという想いを込めています。

この目標に向かって、当社では2015年から5年後を目指した中期経営計画を推進しており、「規模・領域の拡大」「リサイクル技術開発の推進」「経営基盤の強化」を柱に、事業環境を踏まえて毎年注力テーマを選定しています。2018年度からは、リサイクル技術開発推進の面から事業会社の組織横断的な「技術部」を新設し、社内外の知見を結集して廃棄物処理機能の多様化・高度化に注力しています。また、コスト面も含め、日本から多くの廃棄物資源を受け入れていた中国の輸入規制に伴い増加しつつある中間処理後のダストの減容化、燃料資源化といったリサイクル技術の開発にも取り組んでいます。

一方、経営基盤強化の観点からは、グループ一体運営による全体最適化を目指すグループ横断プロジェクトを2017年に立ち上げ、地域戦略などに加えて、人事・教育制度や働き方改革など人の面でも各社の知恵を結集しています。

昨今、企業評価の新たなものさしとして、「ESG(環境・社会・ガバナンス)」という非財務の取り組みや、2015年に国連で採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」への貢献度が注目されていますが、静脈産業が真に産業として日本社会に根づくことは、まさにこうした潮流に合致するものだと確信しています。

私は常々、企業価値とは収益力などの経済価値と、社会課題解決力である社会価値が融合したものであると社員に伝えています。リバーグループが日本を代表する静脈産業プラットフォームを形成し、成長することで、社員をはじめリバーグループに関わる多くのステークホルダーとともに広く未来社会に貢献する喜びを分かち合いたいと思います。

代表取締役社長/執行役員/グループCOO
松岡 直人