REVERコラム

リサイクル市場動向 ~鉄、非鉄、木くず編~

 

 

産業廃棄物処理業・資源リサイクルのスズトクグループ イノベーション担当、堀口です。

このコーナーでは、スズトクグループと取引先の各市場の関係者にご協力いただき、リサイクル市場の生の声をお伝えします。

今月は鉄、非鉄ともに総じて値上げ傾向にあります。

『鉄スクラップ』

国内で取引される鉄スクラップは、夏の炉休を行った製鋼所のスクラップ在庫は少なくなっていたものの、全体的に入荷(在庫)水準は維持した模様。ただし、スクラップの輸出契約が高値で締結されているため、お盆明けからの国内取引価格は値上げ傾向にある。
新規の鉄スクラップ輸出契約についても、輸出商談の先行きは底堅い展開になっている。

(鉄担当 鈴徳 鈴木隆幸)

 

『非鉄スクラップ』

7月後半より強含みで推移している銅相場は、お盆中に一旦下がったが再び上昇気流に乗り、2年9か月ぶりに高騰、年初来最高値へ到達した。
主要鉱山のストライキ長期化や北朝鮮問題など地政学リスクの緩和(グアム攻撃をやめたこと)、中国環境規制強化を背景とした銅地金需給のタイト化予測による投機筋の買いが非鉄商品市場に入り強相場となっている。
ここの所の銅相場の上げは亜鉛相場高騰や中国の鉄鋼関連市況上昇に引っ張られ騰勢を強めている。
中国政府が廃金属の輸入を2018年末に禁止すると通達したことにより、中国現地の解体処理業者や銅スクラップの流通、価格、中国向け雑品輸出にかなりの影響を及ぼしている。

国内メーカーの需要は変わりなく低調、品物の動きが超閑散状態。
在庫に余裕がある問屋は高値リスク(後で価格が下落して損をするリスク)を負いたくないため、買い控えの動きもある。
需要が比較的しっかりしている1号銅線(ピカ線)などの品種はすぐに買い手がつく状況にある。

(非鉄担当 鈴徳 茂木 章弘)

 

『木くずリサイクル』

建物の解体や廃パレット等から発生する木くずは、バイオマス発電等に用いる燃料用木質チップや建材に利用される合板等のボード原料用の木質チップへのリサイクルが主流となっています。
全国的にバイオマス発電事業は拡大しておりますが、建設廃棄物由来の木質チップを使用するユーザーの一部では、突発的な設備修繕等の影響で、計画している数量の木質チップを消費出来ない事もあり、現在は需要と供給のバランスが崩れている状況です。
ユーザーの中には十分な在庫を有し、受入を制限する動きもあります。その為、木質チップを生産する中間処理業者の廃材受入に影響が出ており、供給先(ユーザー)の確保が課題となっています。

(木くず担当 品川開発㈱〈シナネングループ〉 千田朋洋)
品川開発㈱ホームページ

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