REVERコラム

そうだったのリサイクル ~ガス切り編~

廃棄物処理業・資源リサイクルのリバーグループの堀口です。

今回は、金属リサイクルの現場で行われている[ガス切り]という技術をご紹介します。
2016年11月より稼動を始めたメジャーヴィーナス・ジャパンの東京エコファクトリーでその様子を取材しました。

こちらの工場では、金属を切断、圧縮して出荷しています。切断にはギロチンという大型の機械を使って行いますが、何でも切れるわけではありません。入荷される金属の中には、硬度が高い物や長いワイヤーなどそのままでは機械に入れられない物がやって来ることがあります。そんなときにガス切りで部材を切断して機械に投入できる大きさまで加工するのです。
どのように切断をするかと言うと、読んで字の如くガスバーナーを使って切断します。ただし単に切れば良いと言うわけではありません。硬度の高い部材などは、捻れて作られているため切り方を間違えると、突然切り口が跳ねて来て大怪我をすることがありますので、部材の構造をよく理解する必要があります。また、ガスを使った切断は免許がいるので誰もができる作業でもないのです。
切断にかかる時間は部材によって違いはありますが、機械類は特に時間がかかります。内部に危険な物が含まれていると事故に繋がるので考えながら作業しないといけません。そのあたり、やはりベテランの技術者はスムーズにかつ安全に作業します。熟練の知識を垣間見ることができますね。工場によってはガス切りを専門にしている人もいます。

もちろん安全対策も重要です。ゴーグル、革手袋、防炎作業着を着用し、水と消火器も必須です。作業も昼間にしか行いません。
ガス切りは常に行っているわけではありません。その時々で入荷した品物の状況によって変わります。傾向としては生産設備を持っているクライアントの場合は登場する機会が多いようです。規格部外品など生産過程で発生した販売できない金属製品はガス切りが必要なる物が多いです。
今回は機械ではできない人の力を使ったガス切りのご紹介でした。

(取材 メジャーヴィーナス・ジャパン 田中令)

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