REVERコラム

リサイクル市場動向『鉄、非鉄、セメント関連』

廃棄物処理業・資源リサイクルのリバーグループの堀口です。このコーナーでは、リバーグループと取引先の各市場の関係者にご協力いただき、リサイクル市場の生の声をお伝えします

鉄スクラップ

今週は引き続き在庫水準の維持及び積み増しを進める電気炉メーカーが多く、個別事情に応じた対応をしているメーカーでも基本的には追随する流れにある。また、市中の荷動きが期末環境も相まって活性化した印象の中で、電気炉メーカーとしては値頃感を感じているためか、メーカーへのスクラップの入荷が好転する動きが見られることと、大半のメーカーが春分の日の休日操業を含め需要面では今月の山場となる見通しと、引き続き高水準な生産を維持しつつ在庫積み増しを進める必要がある為、市況は様子見のまま堅調に推移するものと思う。 海外においては依然強含みで推移しているものの、今後、海外寒冷地の雪解けで荷動きが改善すれば、強含みで推移しているマーケットは落ち着いていくものと思われる。

(鉄担当 鈴徳 鈴木隆幸)

非鉄スクラップ

3 月の非鉄市況はトランプ米政権による鉄鋼とアルミニウムの輸入制限措置の発動が見込まれており『貿易戦争』勃発への警戒感から、さえない展開が続いている。 国内アルミニウムメーカーの米国向け輸出量は少ないため影響は限定的だが、中国製品がアジア諸国に出回れば、製品がダブつきスクラップ市況にまで影響を及ぼすだろう。 米政権保護主義政策への警戒感が高まり、為替市場ではリスク回避から円買いが先行、ドル高が一服し非鉄市況にとっては支援材料だが足元はリスクオフによる売りが優勢模様。 その他の要因としては中国の鉄関連市況下落により非鉄金属の伸び悩みが懸念され、売られている。 中国4⽉〜6 月の非鉄関連の輸入ライセンス交付も未だ見えない部分が多い。広東省では少量の許可が降りたようで、3 月下旬からコンテナ輸出が再開すると期待している業者もいるが、先行き不安感は拭えない。

(非鉄担当 鈴徳 茂木章弘)

セメント業界市場動向とリサイクル

17年度セメント国内需要は、上期順調に推移しましたが、下期は台風や大雪の影響を受け伸び悩んだことから、16年度を若干上回る4180万トン程度になる見通しです。19年度までは東京オリンピック・パラリンピック関連工事等にともない堅調に推移する見通しですが、20年度はオリンピック期間中に都心部での工事が停止し、需要が一次的に減少する可能性もあります。セメント産業は様々な産業や自治体から排出される廃棄物・副産物をセメント原燃料として受け入れておりますが、国内セメントの需要が減少することで引取処理量が若干減少する可能性もあります。

(セメント担当 太平洋セメント 濱崎琴美)

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