REVERコラム

そうだったの?リサイクル『自動販売機のリサイクル』

廃棄物処理業・資源リサイクルのリバーグループの堀口です。

夏です。自動販売機(自販機)の欲しい飲み物が「売り切れ」でがっかりした経験は誰もがお持ちでしょう。でも、自販機の処理・リサイクル方法を知っているという方はそう多くはいません。ということで今回は、自販機のリサイクルについてご説明します。

自販機は、その重量の7080%が鉄系の原料です。事前選別をした後に破砕機にかけられて、磁選機などの機械による選別を経て資源が回収されます。回収されずに残ったプラスチック等のシュレッダーダストは、サーマルリサイクルや埋め立て処分されます。

破砕される前に事前選別されるものとしては、環境汚染、有害物質とされるフロンガス、蛍光灯、電子部品、バッテリーがあります。それ以外にも、破砕されるまえに外しておいた方がよいものとして、プラスチック部品があります。破砕により、他のもの、複数の種類のプラスチックが混合することで資源としての価値が下がるからです。

なお、フロンガスはフロン排出抑制法で規制されており、通常であればフロン回収行程管理票(産廃のマニフェストに類似)で回収状況の管理がされます。しかし、自販機については、工程管理票の機能を組み込んだマニフェスト(自販機マニフェスト)を使用しています。 

「自販機マニフェストの流れ」

https://www.jvma.or.jp/kankyou/haiki.html
(一般社団法人 日本自動販売システム機械工業会 ウェブページより引用)

このフロー図では中間処理の後はシュレッダーダスト、ニカド電池、蛍光管、フロンガスだけしか記載されていませんが、実際には中間処理後は、有価物として鉄が販売(最終処分)されています。いかがでしょうか。自販機が丁寧に選別、リサイクルされていることがお分かりいただけたでしょうか。

(取材協力:サニーメタル)

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