REVERコラム

至言じゅんかん『現地確認の“ここだけ!”』

廃棄物処理業・資源リサイクルのリバーグループの堀口です。

現地確認、どこをチェックしていますか?

 環境省は、
「産業廃棄物に関わる立入検査及び指導の強化について」
という通知で立入検査票を添付しています。http://www.pref.ishikawa.lg.jp/haitai/sanpai/documents/080516tachiirikensatuuchi_1.pdf

 公益財団法人全国産業資源循環連合会からは、
「産業廃棄物処理業〔建設廃棄物〕自己チェックリスト」
https://www.zensanpairen.or.jp/exhaust/search/adpp/

「産業廃棄物処理業者 廃棄食品 実地確認チェックリスト」他
https://www.zensanpairen.or.jp/exhaust/checklist/
が出されています。 

経済産業省からは、
「排出事業者のための廃棄物・リサイクルガバナンスガイドライン」
http://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/new/041101.html
という長いガイドラインの中でチェックリストが提示されています。

現地確認の義務化条例で有名な愛知県では、「チェック票の作成例」
下記ページの一番下に提示しています。
https://www.pref.aichi.jp/kankyo/sigen-ka/hourei/jyorei-2/jigyou/jigyou1.html 

弊社の包括業務提携先の大栄環境さんでも、「現地確認チェックシート」
以下のページの下の方で公開しています。
http://www.dinsgr.co.jp/sales/resolution/

色々ありますが、どのチェックシートも廃棄物処理法をある程度理解していることが前提ですし、項目が沢山ありますので、全てチェックするためには相当な時間が必要です。

そのため、
「素人でもわかる、これさえ見ておけば大丈夫というポイントはないでしょうか」
というご質問をよくいただきます。

どこまで見ても、絶対大丈夫とは言えないのが産業廃棄物の現地確認なのですが、そんな無理な注文を承知でポイントを挙げるとすれば、 

1.保管量
2.信用調査(特に財務状況)
3.5S管理

でしょう。 

1.保管量が明らかに容量を超えている場合は、要注意です。ところが、「明らかに容量を超えている」かどうかの判断をするためには、同様の廃棄物を扱っている複数の処理業者の現場を見ておかなければならないでしょう。廃棄物処理法の素人でもよいですが、それなりの経験値は必要です。

囲いからあふれ出している(あふれそう)、50%勾配を超えている、などは保管基準違反ですので分かりやすい判断基準ですが、これをもって即取引停止とすべきかどうかは難しいところです。特に最近は中国の輸入停止措置のために各地の処理業者で在庫が積みあがっています。少々保管量が多くても何とかできる処理業者もあれば、適正処理をする意思があっても、どうにもならずに大量の廃棄物を抱えたまま倒産する業者も出てくるかもしれません。今後も市場の混乱はあるでしょうから、このような急場をしのげるだけの力がある会社であることが望まれます。そのためには、2.信用調査は大切です。

2.信用調査から財務状況を把握してください。適正処理のためには十分なコストをかけなければなりません。事故や市場の変動などの急場をしのぐためには、受入を停止したり、想定以上のコストをかけて処理したりするので、そのためにはヒトモノカネが必要になります。つまり、財務基盤、優秀な人材、信頼できる処理施設/最終処分委託先の確保が重要です。信用調査からは、財務状況の他に、社員数、株主や取引先などの情報も確認するとよいでしょう。

3.保管量が適正なようであっても、現場の整理整頓など5Sができていない会社に、環境に配慮した適正処理を期待することはできません。組織としての規律があるかどうかのバロメーターともいえますので、構内随所の状況に気を配って見てください。

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