REVERコラム

リサイクル市場動向『鉄、非鉄』

廃棄物処理業・資源リサイクルのリバーグループの堀口です。このコーナーでは、リバーグループと取引先の各市場の関係者にご協力いただき、リサイクル市場の生の声をお伝えします。

鉄スクラップ

<国内>
国内電気炉メーカーは、これまで高水準な生産計画のもと、ジり高に推移するスクラップ価格や、副資材の値上げを背景に、製品価格の値上げを行ってきた。しかし、先月からスクラップ価格が下落を始めたことを受け、製品販売を顧みず、収束する水準まで値下げを進める方針へと舵を切った印象がある。

<海外>
国内市況の続落を受けて各国需要家・電気炉メーカーは様子見姿勢を強めている。加えて製品の船積み出荷の減少により、原料となるスクラップの荷止めも続く状況となっている。足元でも製品の船積み出荷が低水準で推移している為、市況は引き続き弱含みに推移するものと思われる。

(鉄担当:鈴徳 鈴木隆幸)

非鉄スクラップ

現在の相場動向は、英国のEU離脱をめぐる交渉難航がユーロ売りを加速していることによる、為替の影響を受けている。さらに中国の成長鈍化懸念後退、米中首脳会談での貿易摩擦緩和に期待が高まるなど強材料もあり相場を押し上げた。今後は米国FRBの次回12月の会合での追加利上げに加え、来年も金融引き締めを継続する方針を示している事などが注目される。

いよいよ今年末で中国への輸出が完全に停止となる。
足元相場が回復したこともあるが、輸出業者は残りのライセンス枠を全て消化したいとの思いから雑線や雑品類は高値で物色され、集荷競争が激化している。しかし、12月初旬に最後の船が出港した後、市中価格の暴落や荷止め(買い止め)などが懸念されているが、現時点では不透明である。

(非鉄担当 鈴徳 茂木章弘)

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