REVERコラム

リサイクル市場動向 ~鉄、非鉄、セメント、RPF編~

資源リサイクル・産業廃棄物処理業のスズトクグループ イノベーション担当、堀口です。
今日は鉄、非鉄、セメント、RPFのリサイクル市場動向についてお話いたします。

 

リサイクル市場動向 ~鉄、非鉄、セメント、RPF編~

スズトクグループと取引先の各市場の関係者にご協力いただき、リサイクル市場の生の声をお伝えします。
短期的な価格変動にこだわらずに大まかなトレンドをつかんでいただき、リサイクル先/方法、最終処分の安定確保等の参考にしていただければと思います。
今回は鉄、非鉄編です。

 

『鉄スクラップ』

2月後半より値上げ基調だったが、先週の相場は落ち着きを見せている。 海外のスクラップ価格が安く、その分国内の電炉メーカーに鉄スクラップが集まってきている。一方、年度末環境により通常であれば鉄スクラップ発生量が増えるところ、例年に比べると発生量が少なくなっているため、製品を作る量と鉄スクラップを溶かす量は足元では釣り合っている。

相場観としては、大型連休での電炉メーカーの生産状況にもよるが、若干安くなるものの大きく安くなることは無いと思われる。

(鉄担当 鈴徳 鈴木隆幸)

『非鉄スクラップ』

1月から市中発生が減少し、国内のスクラップ流通は停滞気味である。 相場は上げ下げを繰り返し、ある程度の水準を維持しているがメーカーの購買意欲は回復せず、スクラップが海外に流れるケースも散見される。しかし、中でも電気自動車の部材需要が旺盛で、関係する一部メーカーは原料を欲しがっている。
今後も為替、原油価格、LME指定倉庫在庫量が相場に影響を及ぼすだろう。

LME:ロンドンにある世界最大の非鉄金属専門の取引所この取引所の倉庫にある在庫量が非鉄価格に影響している

(非鉄担当 鈴徳 茂木 章弘)

『セメントリサイクル』

セメントの価格は年間を通して大きな変動が少ないです。市場としては首都圏再開発や東京五輪開催、リニア新幹線着工もありセメントの販売量は増えると思われていましたが、2016年度の内需見通しは3年連続で前の年度を下回っております。しかし、昨年11月以降、月別では国内販売が前年比で増えており、今後の伸びに期待が高まります。

(セメント担当 太平洋セメント 濱崎琴美)

『RPF』

化石燃料の代替として環境負荷低減に貢献するRPFは、近年、国内生産量が100万tを超えており、今後は生産量のさらなる増加が見込まれています。
旺盛な需要はあるものの用途先からは塩素濃度等の品質に厳しいスペックを求められており、足元では品質の悪いものはスムーズに流通しているとは言い難い実態があります。品質の良い廃棄物原料の確保は激しい競争環境にさらされております。

(RPF担当 エコネコル 鈴木秀一)

関連記事一覧

  1. スズトクWeb担当
PAGE TOP