サステナビリティ
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金属リサイクルを主な事業とする企業として、
タイにおける循環型社会の発展に貢献
2015年9月、国連総会で「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、
その具体的行動指針であるSDGs(持続可能な開発目標)が示されました。
当社も社会の一員としてその精神を理解した上で、企業グループとして持続的成長を遂げていくため、事業を通じて持続可能な循環型社会の発展に貢献しつつ、コンプライアンスの徹底はもちろんのこと、「環境」「安全」への配慮、品質管理、働きやすい職場づくりなど、堅実なCSR経営を実践していきます。
1. 金属リサイクル事業を通じた循環型社会の構築
再資源化率を高め、ごみを資源に
リサイクル事業を行う上で、再資源化率の向上は循環型社会の構築に向けた重要な施策となります。
当社では、成分分析機を使用し、より高品位な金属スクラップの選別・加工を実施することで、
販売先のニーズに合わせた商材を提供するとともに再資源化率を高めています。
2. 環境への配慮
周辺環境への悪影響を排除
廃棄物のなかには有害物質が含まれるものがあり、適正な処理が必要不可欠です。
有害物が工場外へ漏洩しないよう油濾過設備や電気集塵機を配備するとともに、ISO14001を取得し、
第3者機関による監査を定期的に実施しています。
またタイ国工業省が認定する「グリーンファクトリーLv4」認証も取得しています。


マングローブの植樹を行っています
東南アジアの沿岸部に見られるマングローブ林は多くの生き物の住処となっており、現地の生態系保全において重要な役割を果たしています。また、それは高波や津波から町や村を守る存在でもあります。
しかし近年、開発の影響で急速に減少を続けており、その回復が重要な課題となっています。
グループ会社である日髙洋行エンタープライズが主催するマングローブの植樹イベントは、タイ環境省より「森林保護区」に指定された 「マングローブ保護センター(タイ王室プロジェクト)」で2007年から毎年実施されています。
2019年までの13年間で約10万本の苗木を植樹しました。
当社も会社設立年度から毎年この活動に協賛しており、社員一同で参加しています。
さらに、気候変動対策のために、日常活動の環境へのインパクトを削減する取り組みを、
CFP(Carbon Footprint of Products)分析を用いて実現すべく、ISO14064-1を取得しました。
3. 安全への配慮
専任の安全管理責任者を配置
当社では、大型の重機や処理装置を用いる廃棄物処理の現場における従業員の労働安全衛生の確保、
労災事故の撲滅を重点事項として位置付けています。
国家資格を持った安全管理責任者を専任で常駐させており、取引先様の同管理責任者と定期的に協議する体制を整えるとともに、
作業者全員に安全具を支給し、装着を義務付けています。
またISO45001を取得し、従業員教育を徹底するとともに、第3者機関による定期的な監査を受けています。



4. 品質管理
商材の仕入先を管理するとともに、成分検査で品質を担保
当社の商材は、取引先様の製造工場からの発生物と同業者からの素性がはっきりした商材に限定しており、
外部からの持込材は購入していません。取引先様や同業者に対するヒアリングと社内での成分検査機を使用した分析を実施しており、
同結果に基づいた選別・加工を実施することで、商材の品質を担保しています。
また、ISO9001も取得しています。




5. 働きやすい職場づくり
福利厚生や従業員教育を充実
当社は、初等教育から高等教育、職業訓練、生涯教育まで、教育への平等なアクセスを確保し、
誰もが社会のなかで十分な役割を果たすために必要な知識や能力を身に付けられる社会をめざしています。
従業員には併設の寮を無償提供することや、退職金制度や子弟への奨学金制度等の福利厚生制度を導入し、
働きやすい環境を提供することで定着率も高めています。
また、各ISO活動を中心とした作業標準化を進めるとともに、
関連法令に対する社外研修への積極的参加を通じて、従業員教育を推進しています。


6. コンプライアンス
タイ国の関連法令順守を徹底
当社は、タイ国が定める関連法令の許認可をすべて取得し、所管庁である工業省の規定を順守するなど、
透明性の高い事業活動を行っています。廃棄物の運搬に関しては、タイ国で定める道路運送車両法に基づき、
過積載の禁止をはじめとする法令順守を徹底しています。
仕入・販売の検収作業については、お取引先様と自社の重量計のデータをクロスチェックする仕組みを採用し、
透明性が高くトレーサビリティを完備した体制を整えています。


