AS IS現状
基本的な選別技術は保有する一方、高純度素材回収には課題
リバーは、磁力・風力・渦電流選別など、金属やプラスチックをはじめとするマテリアルリサイクルに必要な選別技術を備えています。また、複数の大型シュレッダーを保有する強みを活かし、破砕後の素材を特定の拠点に集約して選別できる体制があり、那須事業所ではミックスメタルから金属やプラスチックを回収してきた実績があります。
一方で、より高純度な素材回収を実現するためには、選別工程のさらなる高度化が課題です。破砕後の選別工程では、素材をより高純度に分離することや、破砕後残さから有用資源を追加回収することなど、改善の余地があります。特にASRには金属やプラスチックなどの資源が含まれているものの、現状では多くが焼却などの処理に回されており、マテリアルリサイクルが十分に進んでいません。また、素材ごとのトレーサビリティも限定的であり、動脈企業からの信頼性向上に向けた課題となっています。

- 強み
- 高度な選別技術によりマテリアルリサイクルを実現
- 破砕後の素材を特定拠点に集約して選別できる体制
- 課題
- 高純度素材の回収技術が不十分
- 破砕後残さからの資源回収に改善余地
- トレーサビリティが限定的
TO BE展望
各拠点での高度選別と外部との協業により、素材価値の最大化
リバーでは那須事業所、壬生事業所、市原ダスト再資源化施設(仮称)の3つを高度選別拠点とし、エリアごとに破砕後の素材を集約して高純度素材の回収技術を向上させていく計画です。これらの事業所では、比重選別や光学選別、AI選別など最新技術を活用して、高純度素材の回収率を高めます。例えば、アルミニウムの組成別選別に関する実証に取り組み、メーカーとの協業を通じて、高度利用に適したアルミの回収を目指します。ASRについては、プラスチックおよび残留金属を回収するなど再選別をしたうえで、やむを得ず残るもののみを処分する運用へと転換します。
また、2026年に開始される資源回収インセンティブ制度を活用し、解体段階でバンパーや内装材などのプラスチックやガラスの回収を強化します。化学メーカーとの協業によるCar to Carリサイクル、TREガラスとの連携による板ガラスリサイクルを推進し、将来的にはブロックチェーン技術で素材の素性やGHG削減効果を可視化します。さらには、レアメタル・レアアースの回収技術も導入を検討し、国内の循環型経済の推進につなげていきます。
壬生事業所のASR処理設備

Car to Car樹脂マテリアルリサイクルの取り組み

- 展望
- 比重・光学・AI選別で高純度素材回収
- アルミ組成別選別実証、ASR100%マテリアル再選別
- 資源回収インセンティブ制度活用
- 化学メーカー・TREガラスとの協業
- ブロックチェーンでのトレーサビリティ確保
- レアメタル・レアアース回収検討