ASRリサイクル

再選別により未利用だった資源を回収し、自動車のリサイクル率を向上します。

ASR(Automobile Shredder Residue 自動車シュレッダーダスト)とは?

使用済自動車を破砕し、鉄やその他金属を回収した後に残る廃棄物のことです。プラスチック・ウレタンなどの可燃成分が約7割、ガラスや金属などの不燃成分が約3割を占める複雑な混合廃棄物で、自動車リサイクルにおいて最も処理が困難な物質の一つです。

ASRは年間約42万トン(2024年度実績)が発生しており、1台あたり平均192kgのASRが発生しています。現在、日本では年間約250万台が廃車になっており、ASRの処理は自動車産業のサーキュラーエコノミー化における最重要課題となっています。

ASR再選別の取り組み

リバーでは、グループ内で発生するシュレッダーダストの処理費削減と再資源化の拡大を目的として、選別に特化した事業所である壬生事業所を新設するなど、さまざまな取り組みを進めてきました。

ASRについても、これまで未利用であった金属やプラスチック、さらに100%ダスト由来のRPF(固形燃料)などの有価物として回収することで、再資源化を行っています。

ASRの再資源化フロー

フィンガースクリーン

フィンガースクリーンという篩機にかけて、大小の粒度に分け、その後の選別工程を効率化します。

フィンガースクリーン
フィンガースクリーン

磁力・風力・粒度選別

磁力選別により鉄を除去します。
続いて風力選別を行い、比重の大きいものと小さいものに分離します。比重の大きいものはミックスメタルとして回収され、那須事業所にて再選別されます。
比重の小さいダストについては、粒度選別工程においてシュレッダーダスト特有の絡みをほぐしながら、不純物を取り除きます。

ジグザグ風力選別機
ジグザグ風力選別機
エアテーブル
エアテーブル

光学選別

TOMRA社製の光学選別機を4機設置し、徹底した選別工程を実施しています。これにより塩素分を確実に除去し、安定した出荷品質を実現しています。

光学選別エリア
光学選別エリア
光学選別機
光学選別機

成果物

各種選別工程を経た後、RPF成型機によりRPFを製造しています。
ASRの選別・再資源化は国内外で多くの事例がありますが、RPF原料としての活用、および100%シュレッダーダスト由来のRPF製造は日本初の取り組みです。
徹底した選別工程によって塩素分を除去し、JIS規格に準拠したRPFの製造を実現しています。

鉄
非鉄
非鉄
ミックスメタル(非鉄金属とプラスチックが混ざったもの)
ミックスメタル(非鉄金属とプラスチックが混ざったもの)
RPF
RPF

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