きれいな地球を残したい。
愛するわが子の、未来のためにも。

私の仕事は自動車から取り外したリサイクル部品を美化して商品化すること。細かい部品の外し方や、経年劣化などにより頭が潰れて外せなくなったナットやボルトにうまく対処し、商品化につなげるという点では整備士の経験が活きています。その他にも部品の管理や商品の値付け、発注があった際の出荷までの国内部品生産を10名体制で担当しています。作業は基本2人1組で行います。取れる部品点数は車両の状態によって異なりますが、多い日では100点以上取れることもありますし、1日10台以上を解体する日もあれば、丸1日かけて1台を解体するというケースもある。解体する車や取り外す部品が書かれている指示書を見ながら、いかに効率よく外すかが腕の見せどころです。スピードや正確性も大切ですが、安全第一が大前提。自動車をフォークリフトで移動させることもあり、ちょっとした不注意が事故に繋がります。よく上司から「君たちの後ろには家族や大事な人がいるんだよ」と言われます。その通りだなと。安全を継続し続けることもプロとしての大切な使命です。

ディーラー時代から「お客様をがっかりさせたくない」という思いが強く、それは現在も変わりません。今は解体だけでなく、商品化や値付けも担当させてもらっています。お客様と直接のやりとりはありませんが、お客様の顔が見えないからこそ、なおさら「買って損したな」と思われないよう、質の高い仕事を追求し続けています。今後の目標としては指示書を書けるようになること。技術的な部分では今まで解体したことのないバスやトラック、消防車や救急車などの特殊車両にも触れてみたいです。入社6年目ですが、未だ発展途上中。これからも技術を磨き、知識を深め、将来は国内パーツ部門を牽引できる存在になれるよう頑張ります。あとは冒頭でもお話したように、子どものために少しでもきれいな地球を残していきたい。できれば仕事をしている姿も実際に見てもらいたいですね。親の働く姿を見せる『子ども参観日』みたいなイベントがあったら素敵だと思うのですが…いかがでしょう（笑）。とにもかくにも、子どもに誇れる仕事に携われている今は、とても充実しています。