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「仕事が楽しくて仕方ありません」塗料製造会社にて塗料づくり作業→不動産営業職を経て辿り着いた廃棄物処理・リサイクル業界の魅力。|リバーの転職体験記

2020年06月23日

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リバーグループでは、数多くの業界未経験者が活躍しています。様々なバックグラウンドを持つ社員の転職体験記を、インタビュー形式でご紹介していきます。

目次


取材を受けた人:二戸崇彦(31)

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2017年12月、NNY株式会社に入社。塗料製造会社にて塗料づくり作業→不動産会社にて営業職を経験後、現在は廃棄物の引き取りや手解体班を担当する。

仕事が楽しすぎてもうすぐかめはめ波が打てそうな彼が務める会社のWebサイトはこちら>>


取材した人:リバーグループ広報担当

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「地球を資源だらけの星にしよう。」というスローガンを胸に、日々リサイクル業界を駆け回る。好きな非鉄は、コーペル。イラストはグループ報で活躍しているリバーグループ

非公式キャラクター「りーば君」。



この体験記のポイント

  • 知り合いが誰もやっていないような仕事に就きたかった。
  • 廃棄物をきちんとリサイクル・処理する仕事は、無くてはならない仕事。
  • モノづくりより、分解する方が好きな自分にとって、今の仕事は楽しくて仕方ない。

商談が成立するのは1000件に3件。不動産業界の営業職時代


二戸 農業高校卒業後は、塗料製造会社に現場作業員として就職しました。ふと不動産業をやってみたいと思い、8年半ほど勤めた塗料製造会社を退職。父親から宅建の資格取得を進められたというのもあり、地元にある小さな不動産会社の営業職へ転職しました。

広報 未経験での挑戦、大変だったんじゃないですか?

二戸 個人宅への飛び込み営業がメインでした。チャイムを鳴らしても話を聞いてくれない。1日150件位回りますが、商談が成立するのは1000件に3件位という世界です。毎日何をしているんだろうと思いながら、半年が経つ頃、ようやく土地の契約が取れました。未経験で資格も無い私を雇ってくれた会社に恩を返したいと、自分自身に課したノルマは私の意地でした。そして、自分には、営業職を続けることが難しいというのと、不向きであると思い、退職を決意しました。28歳のことでした。

知り合いが誰もやっていないような仕事に就きたいと思って始めた転職活動


二戸 その後、自分に何が向いているのか、できるのかを考えながら、職安で求人を眺める日々を続けていました。

広報 どのような業界や職種で探していたのですか?

二戸 身体を動かすことが好きなので、作業員で探していたのですが、知り合いが誰もやっていないような業界で探していました。また、塗料製造会社で働いていた時は、チャイムの区切りで仕事と休憩を繰り返していたり、外の様子も分からない状態が学校にいるような感覚で、そういう環境は自分には向いていないと感じました。そんな時に、NNYの求人が目にとまりました。「産業廃棄物の中間処理場で、手解体(PC等)を行う作業です。」という文字を見た時に、これだと思いました。モノづくりより、分解する方が好きだと感じる人間だからです。そうして、面接を受け、今に至ります。

無くてはならない仕事は偉大な仕事


二戸 現在は、お客様先からの資源の引き取りや手解体、重機作業を担当しています。廃棄物をきちんとリサイクル・処理する仕事は、無くてはならない仕事ですよね。そういった仕事に関わる限り、私は全人類のためにこの仕事をしていると思っています。仕事が楽しくて仕方ありません。以前に社長に「仕事は楽しいか?」って聞かれた時にも同じ回答をしたら笑っていました(笑) NNYはまるで私にとっての桃源郷です。

広報 桃源郷⁉思わず検索しちゃいましたが「楽園のような状態」ということですね!

礼節を大切にするということは、安全にも繋がる


二戸 日々の業務で大切にしている事は礼節です。学生の頃に、ある先輩から「いつも固いままで接するよりも、その場に合わせてやっていかないと個性は見せられないよ」と言われたことがありました。この先輩のおかげで、礼節という言葉を深く理解し、日頃から意識するようになりました。


広報 自ら場づくりを行う、ということですね!

二戸 例えばお客様先へ引き取り先に行く時には、私は会社の代表であり、顔になります。荷物の積み込みや荷卸しなどに携わる方に失礼があってはいけません。また、一緒に仕事をする人は、お互い、立場や歳が違っても、ひとつの目的を成し遂げるために、即席でコンビを組んで協力し合うのですから、どうせなら、お互いやりやすく、事故が起きないように、誘導や声かけなど安全確認は必ず行います。コミュニケーションが取れれば、気まずい雰囲気、やり辛さが自分も相手もなくなり、事故を未然に防げると思います。


広報 礼節を大切にするということは、安全にも繋がってくるんですね!

二戸 私は、逆上がりができるはずなのに、人に見られると急にできなくなってしまうタイプです。お互いに相手のことが分からないまま仕事をするのは危ない感じがしますよね。自分のペースを守りながらやらないと失敗してしまう。私はそういうクセがあるので、他人と仕事をする時には、特に“コミュニケーション”と“安全”を意識しています。


これからやってみたいことは“迎える側の仕事”をすること


二戸 30代になり、将来に役立つ資格を取得しようと、危険物取扱者乙4種を取りました。また、トラックによる引き取りの仕事をしているので、運行管理者に興味があります。仕事面では、今まで迎えいただく側の仕事をしてきましたので、迎える側の仕事をしたいと思います。

広報 迎える側とはどのような存在なのですか?

二戸 ある引き取り先での体験がきっかけです。その方はドライバーのことを気遣ってくれる方で、行く度に「もうすぐお昼が近いよ」とか「今日は早く積み込み終わったから会社に帰ってゆっくり休めるよ」などとドライバーのことを気遣ってくれる方でした。ドライバーは精神状態が運転に大きく左右されます。どこかへ遊びに行って、その場所が楽しかったら「あー楽しかった!また行きたいな」って思いますよね?その引き取り先は、そういう気持ちをくれる場所でした。私もそういう人になりたい。そう思うようになりました。

広報 相手を思いやるひとことが言えるのはステキですね!当社のクレドにも「伝え方は、思いやりひとつ。」とありますもんね!


二戸 作業終了時に相手方から「初めての積み込みなので、緊張していましたが、落ち着いてできました。」とか「適切な誘導で助かりました」など、お褒めの言葉をいただけると私もとても嬉しいです。もちろん、私も相手方に「運転がとても上手で助かりました」や「無事に作業を終えられたのは、オペレーターさんのお陰です」など感謝の言葉を使います。最後にお客様に気を付けて帰ってくださいと言われます。

二戸 ドライバーのプライドとして、廃棄物を廃棄するお客様のためにも、何が何でも、無事に会社に帰らなくてはならない約束があります。そして、会社に帰れた時に約束を守り、果たせたことに、すごくやりがいであったり、色々な純粋な感情が湧いてきます。

広報 ありがとうございました。ところで二戸さんは小学生の作文コンクールで賞を取ったそうですね!次回はぜひ、ライターとしての腕前を披露していただけるのを楽しみにしています!



二戸社員が働くリバー株式会社(旧NNY株式会社)のWebサイトはこちら>>