
26歳で入社し、現場の要、シュレッダー本体オペレーターになるまでの道のり。|リバーの転職体験記
2020年06月30日

リバーグループでは、数多くの業界未経験者が活躍しています。様々なバックグラウンドを持つ社員の転職体験記を、インタビュー形式でご紹介していきます。
目次
取材を受けた人:福島伸泰(39)
2007年1月、株式会社鈴徳に入社、児玉営業所に配属。現場の要であるシュレッダー本体オペレーター業務を担当。現在は、持ち前の発想力と行動力を生かし、児玉営業所で働く人の笑顔が少しでも増えることと、若い人も入りたくなるような会社を目指し営業所の雰囲気づくりに邁進している。趣味はルアーフィッシングだが最近は家族皆で楽しめるファミリーキャンプに切り替えた家族愛に溢れる3児のパパ。
取材した人:リバーグループ広報担当
「地球を資源だらけの星にしよう。」というスローガンを胸に、日々リサイクル業界を駆け回る。好きな設備は、エアテーブル。イラストはグループ報で活躍しているリバーグループ非公式キャラクター「りーば君」。
この体験記のポイント
- 家族を持つ将来を考えて、転職を決意した。
- だんだんと、責任のある仕事を任せて貰えるようになり視野が広がった。
- これからやりたいことは、児玉営業所で働く人の笑顔が増えること。
一度は断った会社に入社して13年
福島 前職では、道路の区画線、標識などの施工会社に勤めていました。25歳位で結婚を意識するようになりふと周りを見回すと、家族を持っている先輩従業員が少ないことに、漠然と将来に対する不安を覚えたのが転職のきっかけです。鈴徳は、友人の紹介で面接を受けることになりました。
広報 転職先は、どのような軸で探していたのですか?
福島 近所であることと、将来性などです。実は鈴徳を友人に紹介して貰った際に、リサイクル業界に対して良いイメージを持っていなかったこともあり、その場で断ってしまったんです。しかし、後でWebサイトを見て、複数拠点あり、持ち株会社があることを知り興味を持つようになりました。また、別の友人から「鈴徳は大きい会社だよ」と、背中を押すようなことを言われたことをきっかけに、紹介して貰った友人に再び話を進めて欲しいとお願いをして入社に至ります。
その会社で長く働けるかどうかは、10年先の先輩を見るといい
福島 その会社で、10年働いている先輩を見ると、自分の10年後の姿がイメージできると思います。鈴徳で働く先輩従業員を見て、前職で漠然と感じていた不安は一切ありませんでした。26歳で入社して、30歳で結婚、3人の子どもにも恵まれました。職場が近いので子育てにも参加できています。
現場の要、シュレッダー本体オペレーターが1日中座って動かないのは安定操業の証
福島 入社後は、入荷される資源の荷卸し対応から始まり、場内のフォーク・ショベル担当、天井クレーン担当と、少しずつ任されることが増えていきました。現在は、シュレッダー本体オペレーターを担当しています。
広報 シュレッダーとはどのような設備なんですか?
福島 シュレッダーは、自動車や家電製品など、鉄・非鉄金属・プラスチックなどが多く含まれたものを処理するための大きな設備です。高速で回転する円筒型のドラムに取り付けられたハンマーで材料を細かく破砕して鉄・非鉄金属を選別して取り出すためのものです。
広報 現場の要ですね!
福島 重要度でいくと、日々のメンテナンスが仕事の半分を占めています。とにかく稼働させることだけを優先すると、短期的には多くの利益を出せるかもしれません。しかし、維持管理を行いながら稼働させる、つまりどれだけ安定的に長く運営させていくことができるか。この視点がとても大事です。児玉営業所のシュレッダーは稼働し始めて17年ほど経つので、面倒を見てあげないとすぐへそを曲げるんですよ(笑) 先輩からは「シュレッダーを止めるな」というのを言われてきました。シュレッダーが回らないと、業務全体が止まってしまう、責任のある業務を任せて貰っている、という面でもやりがいを感じています。
シュレッダー本体オペレーターは、1日中座っていることもあるので、体重が増えてきているのが今の悩みです。オペレーターが身体を動かさないというのは良いことでもあるんですけど。身体を動かすということは、設備のどこかでトラブルが発生し、その対応のために席を離れるということです。また、操作室は曇りガラスになっているので、1日中閉じこもって座っているのは精神面でも良くないと感じています。今後は、半日交代などでオペレーターの労働環境を改善していきたいと思っています。
広報 自身で経験してきたからこそ分かる問題点ですね!
これからやりたいことは、児玉営業所で働く人の笑顔が少しでも増えること
福島 シュレッダー関係の仕事を大体経験させて貰って仕事の流れが分かってきました。また、2019年4月から、企業理念浸透のための拠点担当者になったので、どうしたら企業理念が浸透していくのかを考え、企業理念を活用して児玉営業所で働く人の笑顔が少しでも増える様にしていきたいです。今は、自分のヘルメットに好きなクレドのシールを貼ったり、ワークショップを開催したり、試行錯誤しながら初めての取り組みに挑戦しています。進捗度で言うと、まだまだ2合目くらいです。
広報 任される業務の幅が広がっていきますね!
福島 仕事は何でもいいというか、与えられた仕事に一生懸命取り組み、その中で楽しみ、喜び、やりがいを探していくタイプです。児玉営業所は、20代の社員がほとんどいませんが、今後は、若い人も入りたくなるような会社を目指していきたいです。そのためには、安全面や環境面の改善と、若い人が積極的に発言できる環境づくりが欠かせないと思います。ベテランの人が多いので、経験豊かな知識と若い人の新たな発想を混ぜ合わせていけば児玉営業所はさらに良い工場になっていくと思います。
広報 与えられた役割を、何でも受け止め自分のものにしてしまうのですね!企業理念の浸透によって起きる児玉営業所の変化が楽しみです!