ecoo online

人・企業・環境をつなぐ、
新しい時代のリサイクルメディア

リバー通信 鉄くず小僧が行く!

鉄くず小僧、現場から営業になる!(後編)

2017年08月03日

share

資源リサイクル・廃棄物処理業のスズトクの若手営業担当のコラムです!! 入社以来スズトク一筋の社員の、生の声をお届けします。

目次

今回は、前回のコラムでお話しさせていただいた「現場から営業になった話」の続きをさせていただきます。
「まだ読んでいない!」という方はこちらからどうぞ
→『鉄くず小僧、現場から営業になる!(前編)

決意に燃えた、初めての営業

私が営業としてスタートしたのは2010年頃でしょうか。リーマンショック後の2009年4月に入社し、当時の営業所の所長から、事務所のメンバーの1人に、との事で人生初めての名刺を渡されました。もちろん営業志望で入社していた私でしたから、初めて自分の名刺を渡された時は、嬉しさと、これからお客様を作っていくぞ!との決意に燃えた事を今でも覚えております。とはいえ、名刺を渡す相手もおらず、最初は家の近所でスクラップを扱っていそうな作業着のおっちゃんに渡してみたり、自身の先輩に渡したりと身の回りの人をターゲットに動き始めました。

それが大当たり。

その先輩が大手電機会社に入社されており、東京都内の浄化センターの解体現場を取りまとめていたのです。そこから、数多くの現場より、スクラップはもちろんの事、見たこともないデカさのタービン(羽がチタン)や銅の歩留まりが物凄く良い被覆線の山を買い取らせて頂く事が出来、更に更に営業としての面白さが増していきました。

鉄棒で珍プレー

また、ある日、いつも通りお客さんに現場を見に来てくれと連絡を頂き、とある小学校へ訪問しました。そこには、学校のテツボウを解体したスクラップが積まれており、いくらで買えるか聞かれたのです。テツボウと聞いた私は、当時の鉄の相場単価をお伝えし、買い取る運びとなったのです。車を手配し、引取りへ。営業所に到着し、一斉にダンプアップ。達成感を感じていると、現場所員から「なぜ鉄の降ろし場所で荷降ろしをしたのか」とクレームの無線(注:現場は無線でやり取りをしています)が入ったのです。そうです。もうお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、テツボウと聞いた私は、テツボウは鉄であると決めつけており、実際に買って来た品物はすべてステンレスだったのです。普段持ち歩いている、マグネットで鉄かどうか確認する事を怠ったが為に、ステンレスを鉄で買って来てしまったという珍プレーでもあり、好プレーとなりました。

今では、そんな失敗も良い思い出です。(補足:好プレーでもあった、という理由がわからない方は、廃棄物の世界にどっぷりつかっている証拠です!!)