
都市鉱山からつくるみんなのメダルプロジェクト
2021年07月29日

目次
メダルプロジェクトとは?
「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」とは、東京オリンピック2020年大会で、アスリートに授与される金・銀・銅メダルの原材料を、リサイクル金属から作ろうというプロジェクトです。
メダルプロジェクトは、オリンピックを通じてリサイクルへの意識を高め、市民の生活に埋もれる「都市鉱山」を再利用するきっかけとするために、環境省が主催して始まりました。
2017年4月から2019年3月まで2年間にわたり、私たちのようなリサイクラーが回収に協力させていただき、オリンピック・パラリンピックの金・銀・銅あわせて約5,000個のメダルに必要な金属量を100%回収することができました!
すでに日本人選手が次々とメダルを獲得していますが、これらのメダルは、みなさまから集めた携帯電話や小型家電から回収した金属で作られているのです。
都市鉱山とは?
日本は資源に乏しい国だと言われてきましたが、実は家庭に眠る使用済みの携帯電話やドライヤー、アイロンなどの小型家電に含まれる金属を集めると、日本を資源大国に押し上げるほどの量になります。
それはおよそ844億円分の貴重な金属が含まれているともいわれており、この埋もれた資源を「都市鉱山」とし、これらを有効に活用していくことが求められています。
実は2013年からは、使用済の小型電子機器などを再資源化するための「小型家電リサイクル法」がスタートしましたが、まだまだ根付いていないのが現状。そこで東京オリンピックの開催に伴い、国民がオリンピックのメダルづくりに参加することにより、使用済小型家電の再資源化の仕組みを定着させていくことをめざしました。
メダル原材料の第1回納品式へ!
納入式集合写真
みなさまのご参加の結果、目標としていた金属の必要量を達成!みごと小型家電に含まれていた金属が美しいメダルになりました。
2018年10月23日には、メダル原材料となる金属の納品式の第1回目が開催され、これまでに回収したリサイクル金属約4トンを、大会組織委員会に納入しました。当社リバーホールディングス株式会社はプロジェクト協力事業者として式典に出席し、オリンピックの成功と都市鉱山のリサイクルの定着を祈願しました。
式典にて手渡された銅板と、「笹吹き」と呼ばれる粒状加工の金、銀
左から株式会社リーテム中島彰良代表取締役CEO、リネットジャパングループ株式会社黒田武志代表取締役社長、一般財団法人日本環境衛生センター藤吉秀昭副理事、当社リバーホールディングスの松岡直人社長
東京オリンピックを開催中のいま、さらに小型家電のリサイクルにご協力ください。
小型家電の回収方法についてはこちらをご覧ください。(環境省HP)
環境省広報誌エコジンで、リバーグループの小型家電リサイクルの様子が取り上げられています。
環境省広報誌エコジン(環境省HP)
※リバーホールディングス㈱は、小型家電リサイクル法の認定事業者として本プロジェクトに参画しました。