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日本工業大学で講義「自動車リサイクルの課題とリバーの取り組み」~学生・市民とともに環境を考える~

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環境への意識が高まる今、企業には、リサイクルをはじめとするさまざまな環境課題に対し、現場での取り組みや、そこで見えてきた課題を地域の皆さまと共有しながら、ともに持続可能な社会を築いていく責任があります。
このたび当社では、先日、日本工業大学・埼玉キャンパスにて「自動車リサイクルの課題とリバーの取り組み」をテーマに、執行役員 事業統括部長の山下勇一郎が講義を行いました。本講義は、埼玉県が推進する「環境コミュニケーション」の一環として、同大学環境生命化学科の授業「資源循環工学」の中で実施され、学生のみならず地域住民の皆様にもご参加いただきました。
また当日は、当社人事課による会社説明会やインターンシップの案内もあわせて実施し、リサイクルの現場から働き方まで、多角的な情報発信の場となりました。

目次

「環境コミュニケーション」の一環として講義を実施

本講義は埼玉県の「環境コミュニケーション」の取り組みの一環として実施され、日本工業大学環境生命化学科の授業「資源循環工学」内で行われました。

テーマは「自動車リサイクルの課題とリバーの取り組み」についてです。自動車リサイクルの現状や業界が抱える課題、そして当社が現場で実践している具体的な取り組みを紹介しました。学生のみならず、地域の市民の皆様にもご参加いただき、さまざまな視点から環境問題を考える貴重な機会となりました。

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自動車リサイクルの仕組みと現場からの声

講義では、使用済自動車がどのような流れでリサイクルされているのか、その工程や技術について解説するとともに、当社が取り組んでいる環境配慮の具体的な事例を紹介しました。特に注目を集めたのは、産学連携・業界連携の取り組みです。

例えば、大手化学メーカーとの協業では、自動車に使用されるプラスチックの再資源化において、「量」と「質」両面の課題解決に取り組んでいます。また、大手自動車部品メーカーとともに、自動車解体作業の自動化を目的とした実証実験も進行中です。これらの取組みは、従来のリサイクル手法を見直し、新たな再資源化スキームを構築する重要な一歩となっています。

さらに、再生材の安定供給を実現するため、サプライチェーンの強化にも注力し、持続可能なリサイクル実現を目指しています。

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質疑応答で見えた「広がる関心」

講義の後半には、ご参加の皆様から多くの質問が寄せられました。

たとえば、「日本の資源が海外に流出しないようにするにはどうすればよいか」「現場で働く人たちが抱える課題にはどのようなものがあるか」「自動車に使われる多種多様なプラスチックの分別は可能か」など、資源循環から労働環境、技術面まで多岐にわたる質問がありました。

これに対し、若手人材の確保の難しさや背景、作業の自動化や効率化の必要性といった現場のリアルも共有しました。ご参加の皆様からは自動車リサイクルにとどまらず、資源循環や現場の働き方、技術革新、さらには持続可能な社会のあり方にまで目を向けられていることが強く印象的でした。

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会社説明会・インターンシップの案内も実施

講義終了後には、当社人事課による会社説明会を開催しました。講義をきっかけに、当社に関心を持ってくださった多くの学生の皆様に参加いただきました。

説明会では、会社概要はもちろん、先輩社員の業務内容や1日の流れ、福利厚生、社内制度など、働くイメージを持ってもらえるよう具体的な情報を丁寧に紹介。また、インターンシップの案内も行いました。
学生の皆様が、熱心にメモを取りながら耳を傾けてくださる姿が印象的でした。

説明後には「必要な資格は?」「残業や休暇制度はどうなっているのか?」など、働き方に関する具体的な質問も多く寄せられました。学生の皆様の未来に対する真剣な眼差しに、私たちも大きな刺激と励ましをいただきました。

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これからも地域とともに歩む企業として

今回の講義および説明会を通じて、未来の環境を担う学生の皆様、そして地域の市民の皆様と直接交流できたことは、当社にとって非常に有意義な経験となりました。

当社では今後も、地域社会や教育機関との連携を大切にしながら、リサイクルや環境課題への取り組みについて積極的に発信してまいります。
また、インターンシップや会社説明会など学生の皆様が自らの将来や進路について考えるきっかけとなるような、実りある交流の場を随時開催していきたいと考えています。関心をお持ちの方はぜひご参加ください。

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